Thursday, July 11, 2013

ありがとう

平成25年7月11日午前3時9分に母は永眠しました。

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遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。
私は、故人○○の長女、○○でございます。

本日は、ご多忙のところご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。

故人○○は、2ヶ月前に肝臓がんの疑いを持たれ入院し、
入院中に肝臓がんと診断されました。
入院中は、皆さまのお見舞いを賜り、本当に喜んでおりました。

3週間足らずで退院することができ、家族や友達と外出し、食事や買い物を、
楽しんでおりました。

しかし残念ながら、退院から約1ヶ月後に、体調が悪化し、再入院となり、
再び元気な姿で皆さまにお目に掛かることができず、
7月11日に家族が見守る中、息を引き取りました。

私は成人以来、アメリカで暮らしており、
外国で暮らす者にとって、
親の健康ほど気がかりなことはありません。
今回偶然にこのタイミングで帰国していて、
残念な最後になってしまいましたが、
沢山の時間を一緒に過ごせたことを嬉しく思います。

料理やお菓子作りが上手で、社交的で友人も多い母が
子供の頃から自慢でした。
離れて暮らすようになってからは、
1ヶ月に2回ほど、電話で数時間話してましたが、
色々な趣味と、沢山の友人と、
毎日楽しく暮らしている様子を話してくれていました。
妹が結婚し、こどもが生まれてからは、
その合間に孫の子守りをしたり、妹と一緒にご飯を作ったり、
一日で普通の人の2倍どころか、3倍、4倍を過ごしているような母でした。

母の人生は短いものではありましたが、
人の何倍も人生を楽しんでいたと思えてなりません。

病気がわかってからも、
車椅子でハードロック/ヘビーメタルのライブに行ったり、
外食に行ったり、
最後まで母らしく過ごす事ができました。

そのように病気がわかってからも、前向きに楽しく過ごせたのは
母の強さだけでなく
ご友人とまた前のように食事に行ったり、音楽を演奏したい、
という気持ちが励みになっていたことと思います。
皆様本当にありがとうございました。

遺された私どもは未熟者ではございますが、
今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻賜りますようお願いいたしまして、
ご挨拶に代えさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。

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