Saturday, March 28, 2015

母乳が売れるのは知らなかった

冷凍母乳が売れる!期待と不安の製品開発】という記事を読んで、自分の経験を記録しておきたいと思ったので、書いておきます。

(注釈)
私は母乳を寄付しただけど、売った訳ではないので、売れるのか、とか、どうやって売るのか、等の情報はわかりかねます。後もう一つ、多分、母乳の寄付は場所によって違うと思うので、私の書いている内容はボストン近郊での事情なので、他の街ではまたプロセス等違う可能性もあるので、それぞれでご確認下さい。

では、本題に入ります。

知ってる人は知ってると思うけど、うちの息子は一ヶ月半ほど早く生まれて来て、しばらくNICUに入っていました。その時に、もっと早く生まれた子の場合、寄付された母乳を使うこともある、という話を聞きました。母乳をあげることがこんなに大変だとは... 正直想像もしていませんでした。が、これはまた別の機会に書こうと思います。

まあ苦労しつつも、なんとか母乳で育てることができています。

NICUにいた頃、最初は鼻にチューブを通して、そこから栄養を取っていました。私が搾乳する母乳プラス未熟児用にカロリーアップのミルクを追加していました。足りない時や、搾乳して届けるのが間に合わなかった場合はミルクを使っていました。退院してしばらくして、体重の増えもよかったので、もうカロリーアップも必要ないということで、それから離乳食を始めるまでは母乳だけで育ちました。4ヶ月頃に乳、大豆製品のアレルギーが疑われ、しばらく様子を見ていましたが、大豆製品はどうやら大丈夫そうで、乳製品はほぼ確実にアレルギーがあるようです。つまり、今まで搾乳してきたものは私が乳製品を食べていた時の物なので、もう使えない、ということになります。

母乳の寄付を考え始めたのはそれがきっかけでした。

でも実はそれ以外にもう一つ大きな問題があって、実はうちの息子、哺乳瓶を拒否するんです。NICUにいた頃と、その後も退院して1ヶ月くらいはまだ哺乳瓶で飲んでくれていたので、搾乳した母乳を一日一回は主人があげてくれてました。が、ある日突然、哺乳瓶で飲まなくなりました。吸わずに、自然に口に溜まったものにむせ返って吐いてしまうようになったのです。いくら哺乳瓶を与えても結果は同じでした。1週間位それが続いて、一旦休憩することに... それからも時々思い出したように試してみましたが、結果は同じでした。

ということで、いくら搾乳しても飲んでくれないので、結局、搾乳したものは全部寄付することに。(今でも搾乳は1日1回だけしています。)

この母乳で誰かの赤ちゃんが元気に育つのかもしれない、と思うと、無駄にしてしまうよりも是非是非使って下さい、って思う。母親に取って搾乳して母乳って英語だとliquid gold(金の液体)ってよく例えられるんだけど、ゴールドみたいに価値がある液体、という意味です。一生懸命搾乳した母乳を捨てるには忍びない。だから、どこかの誰かが飲んでくれるなら、って私は思います。

私が寄付したのはMothers' Milk Bank Northeast です。こちらに電話をして、寄付したい、と申し出ると、まず最低150オンス(4436ml)寄付出来るか、と聞かれます。これは今の子から出る母乳のトータルで、ということなので、その日一日に150オンス寄付、ではありません。保存方法や期間についても聞かれます。後は健康状態や、薬などを飲んだか、など。その後、血液検査を提出して、問題がなければ、寄付が許可されます。送るための箱などはミルクバンクが用意してくれるので、送料も向こうが負担してくれます。指示通りに詰めて送るだけです。

もし何らかの理由で母乳が余っている、使えなくなった、等で、寄付をお考えの方、是非一度相談してみて下さい。

他の州にお住まいでもローカルのミルクバンクがあるかもしれないので、グーグルで検索してみて下さい。

Thursday, January 15, 2015

自分にも起こりうること

母は63歳で亡くなった。
私がその年になるまで後21年。
息子が成人してたった一年後。
飛び級でもしない限り、まだ大学生。
でも私だってその位の若さで死ぬ可能性もある。
もっと早くに死ぬ可能性も当然ある。
もちろん、もっともっと長生きする可能性だってあるけれど。
母を亡くして以来、ガンを扱ったTV番組が苦手になった。
母が亡くなった直後は見ることもできなかった。
少し前にあったドラマ、パパとママが生きる理由というタイトルだった気がするのだけど、
パパが肺がん、ママが乳がん、という設定だった。
その中で、ママが子供達の将来のお誕生日カードを用意する場面があって、
私も1通くらい書いておいた方がいいかな、とかふと思った。
書くとしたら、何歳の息子に宛てたらいいかな?
16歳?
20歳?
21歳?
それとももう少し後の30歳くらい?
私が母を亡くした39歳?
色々考えてたら泣けた。
一人部屋の片隅で。
膝を抱えて。
顔を上げたら母の遺影が微笑んでた。

Monday, January 5, 2015

まーたまた長らく放置プレイ...

どうも、こんばんは。
多分もう誰も見てないと思われ...

入院日記も3日坊主はかろうじて免れたものの、4日坊主(汗)
しかもそのまま放置って...

その後入院生活は出産まで続きました。
と言っても出産は予定日より7週間ほど早い、6月17日でした。
その日は旦那がボストンで仕事だったので、
前日病室に泊まってってくれてて、
行ってらっしゃ〜いって送り出したのが7時半前後だったと思う。
その後、8時頃に急にヨガパンツがびっしょりになり、
え?まさかこの年でお漏らし!?と焦ってトイレに駆け込む。
座った瞬間にどばっと水が出て来て、
あ、もしや、これは... 破水というやつ!?
慌ててナースコールをする。
すぐに来てくれたナースに、なんでトイレにおるん?
早くベッドに戻って横になりなさい、と怒られる。
前置血管を抱えていたので、出血する前に子供を取り出さないとダメらしく、
そこからがもう早いのなんのって...

旦那に電話するように言われて、え?今?って、
私は割とまだ呑気に構えてたけど、
意外にナースたちはシリアスな感じで、
次から次にナースが入って来て、
ドクターも入れ替わり立ち代わり...
すぐ手術室に送り込まれる。

下半身の麻酔を打たれ、悪寒がしたり、ぶるぶるしたりする。
次々に色んな先生が挨拶に来る。
緊張してぶるぶるしてるんかと思ったら、
麻酔の副作用らしい。
いつもの先生の顔を見たらちょっとほっとした。
旦那さんはすぐ来れそうって?って聞かれて、
うーん、聞いてないからわからないけど、
ボストン市内にいるからそんなにはかからないと思う、って答えたら、
残念だけど多分間に合わないね、という。
それからほどなくして、始めます、と声をかけれらた。
あっという間に子供が取り出された。
みゃーみゃーと子猫みたいな声が聞こえた。
看護婦さんが子供を高く持ち上げてくれたけど、
私のいるところからは殆ど見えず、
性別わかったー?と聞かれたから、見えないからわからなかった、
と答えたら、もう一回見せてくれたけど、やっぱりよくわからず、
聞いたら男の子だという答えだった。
旦那さんがロビーについたそうよ、と聞かされる。
今考えてみたら、妊娠末期には男の子な気がしてたは当たってたんだなぁと。
名前は決めてる?
って聞かれたけど、
一つだけ候補だった男の子の名前、なんか一瞬顔を見た感じだと違う気がした...
そしたら、旦那が来た。
どっちだった?聞かれて、ナースに聞いてないの?って聞くと、
聞いてないっていうから、見て来たら、って言ったけど、いい、って。
だから男の子って答えた。
顔をみたら、なんかほっとした。

後の処置が済んで、しばらくして、病室の準備ができるまでの間
待機しておくみたいなところに連れて行かれた。
ストレッチャーから自分のベッドには自力で移動しないといけないからね、
と言われる。
そう言えば朝から何も食べてないことに気づいて、喉が乾いて、お腹がすいてきた。
クラッカーとジンジャーエールをもらった。
IVFの時みたいやね〜って話した。

長い一日だったので、この続きはまた後日。
(でも忘れないうちに書いておきたいと思うので、近い内に書きます。)

Monday, May 26, 2014

入院4日目

朝の巡回は6時前で、いつもよりは少し長く寝れてないか。
よく考えたら寝たのが2時過ぎてたから...
バイタル、赤ちゃんの心拍共に良好。
血糖値も少し下がって来てる。
今日はJelly Beanも朝から元気に動き回ってる。
7時過ぎに先生が巡回に来て、ステロイド注射の副作用が薄れてきてるようで、
赤ちゃんもよく動いてるし、血糖値も下がって来てると説明がありました。
今のところ、出血もなく、NSTの結果も良好なので、しばらくはこのままで、
ということでした。
少し位は歩いたりしてもいい、ということですが、病棟うろうろする位しかできないしね〜

朝ご飯は昨日と同じ物を頼んだ。
オムレツ、ベーグル半分とクリームチーズ、フルーツ、ディキャフのコーヒー。

オムレツのピーマン忘れられてて、ちょっと物足りなかったのが残念。

旦那は病院の1階にあるお店からサンドイッチとコーヒーを買って来て食べてた。
私のNSTが終わるまでいて、その後、庭掃除とかせなアカンから、と帰るって。
うちの庭が今、うちの近所で一番汚いらしい(汗)
近所の方に色々言われる前に片付けて、芝刈りせんと...やって。
去年みたいに庭掃除の人雇う?
って聞いたけど、キッチンの改造でお金使ったし、
これから子供できて出費も増えるから、自分でやるって...
またしても申し訳ない。
何の手伝いもできひんくてごめん...

いつもと違うドクターが来て、血液検査する、と採血された。
色々説明されたけど、英語のアクセントがきつくて、採血以外の説明が
全然理解できなかった。
でもついめんどくさくて、聞き流してしまった(笑)
旦那も殆ど聞き取れなかったと言っていたので、私だけじゃなかったみたい。

この後すぐ旦那が帰って、その後少し寝てしまったから、
朝と昼の間のスナックを食べ逃した。
とりあえず冷蔵庫に投入。

お昼はメモリアルデーの特別メニューがある、ということで、
それを頼むことに。
ちょっとしたデザートがあって、炭水化物のカウントがちょっと高めやけど、
ご飯の量を半分にすれば、セーフの範囲内なので、頼むことにした。
ブラウンライス(半分)、
グリル野菜、
チキンとバジルクリームソース(でもいつもの白いソースと同じ味やった)
ブルーベリーコブラー



炭水化物のトータルは50gちょうど。
ぎりぎりセーフ!

ブルーベリーコブラー、甘さ控えめで、レモンの風味が利いてて
そこそこいけました。
久しぶりに甘いものを食べれて、ちょっと嬉しかったなぁ〜

朝ご飯、昼ご飯前のインスリンは今日は3ユニットでした。

お昼食べた後は、名前考えてました。
性別を知らないので、男女両方考えないといけないのですが、
これが中々難しいね。
いいな、と思ってる名前は旦那の名字と合わなかったり、
日本人の名前として考えるとちょっとう〜ん、だったり、
名前は好きだけどいい漢字が見つからないとか、
気に入ってる名前は結構もう周辺で使ってる人が多いしなぁ、とか、
中々これだー、っていうのが見つからない。
もう少しお腹の中にいてね。
まだ名前候補も見つかってないから(笑)

晩ご飯は旦那がグリルチキンを持って来てくれて、
ブラウンライスと蒸し野菜だけ注文して食べた。
(写真撮り忘れました。)
が、食後の血糖値が今日一番の高さで、155とかやった。
チキンには炭水化物入ってないはずやのに、なんでやろう?
でもやっぱり何か関係あるんかなぁ?
病院で出される胸肉じゃなくて、
ドラムスティック(足の部分)やったから、とか?
スパイスも炭水化物使ってないもの使ってもらってんけどなぁ...
ところでガーリックパウダーって結構炭水化物高くてびっくりした!
大さじ1杯のガーリックパウダー、6gも炭水化物入ってるんやって。

なんか一日中病院のwifiが変な感じやってんけど、
パソコン経由やと大丈夫みたい。
iPhone経由やとすぐ落ちたりする。
なんでかなぁ。
明日には直っててくれるといいねんけど...

夜のNSTでは、Jelly Bean かなり元気に動き回ってて、
心拍もしっかり上がってて、いい感じでした。
後は夜のインスリン注射が済めば、今日はこれで終わり。
今日こそは早めに寝るぞ。

Sunday, May 25, 2014

入院3日目

まだ3日目か〜。
時間の流れがゆっくりや〜〜。

朝、ナースの巡回で5時半起床。
バイタルチェック(血圧、心拍数、血中酸素濃度、熱)と朝一の血糖値チェック。

先日私のiPhoneのiOSをようやくアップデートしたので、
妹とFaceTimeができるようになり、妹と少し話す。
甥っ子が画面に時々写る。
あっという間に大きくなるなぁ...

8時少し前に朝ご飯が届く。
朝ご飯前に血糖値のチェック。
また目標(125)オーバーだったので、インスリン注射(5ユニット)。

甥っ子が眠そうになってきたので、妹との電話を切って、
8時少し過ぎに朝ご飯を食べ始める。

朝ご飯はオムレツ(玉ねぎ、ピーマン、トマト、ハム、チーズ入り)、
シナモンレーズンベーグル半分+クリームチーズ、フルーツ、
ディキャフのコーヒー1杯、ミルクちょっと入り。
炭水化物は48g。
規定の50g以下通り。



途中、ナースが来て、朝のNST(ノンストレステスト)するから
ご飯食べ終わったら呼んでね、とのこと。
食後、1時間の血糖値チェックを忘れないためにタイマーをセットし、
ナースを呼んで、NSTを受ける。

今朝の子供(通称JB)は割と大人しい。
昨日、一昨日に受けたステロイドの注射(未熟児で生まれることを想定して、
一番最後に発達する臓器である肺の成長を助けるそうです)の影響かも、
とのこと。
科学的に証明はされてないけど、
過去に同じような理由でステロイド注射を受けた患者さんから
そういうコメントをよく聞くそうです。

今朝目覚めたら、膝から下が痒くて痒くて、最初は弾性ストッキングかと思ってたけど、
時間と共に段々全体的に痒くなってきて、
その後、腕、お腹周りときて、
顔と首と手と足以外が全部痒いという状態に。
乾燥のせいかと思って、シャワーでごしごしして、沢山ローションをつけたら
少し収まったけど、それでもやっぱり痒い。
ステロイドの副作用とか?と思ってドクターに聞いてみたけど、違うらしく、
血の中の塩分が上がると痒くなる?とかで、血液検査をすることに。
まだ結果は出ていませんが、
かゆみは大分収まって来ています。

Lowes(ローズと読む。アメリカのホームストア)にいる旦那と
FaceTimeを使って、キッチンのダイニングテーブル上のライトと、
キッチンシンクの頭上、窓辺前につけるライトを選ぶ。
便利な世の中になったものです。

昨晩もその前の夜もあまり眠れなかったので、
さすがに疲れていたのか、この後、1時間位眠ってしまっていたようです。

お昼前にもう1度、旦那から電話があり、その音で目が覚めました。
お昼ご飯をオーダーしないといけない時間だったのでちょうどよかった。
今日はチキンパルメザンのオープンフェイスサンド、ミニサラダを頼みました。
炭水化物はぎりぎりセーフで49gだったと思う。

50gを超えると注文を受け付けてもらない仕組みになっていますが、
たまに電話に出る人がそれを忘れることもあるので、一応自分で計算してから
電話するようにしています。



お昼ご飯前のインスリン注射は朝と同じく5ユニットでした。
それでも食後は170とか高めでした。

お昼食べた後位から、急に猛烈な胸焼けがしてきた。
食べたもののせいかしら?
でもこのところ動いてないから、そのせいだとナースに言われて、
胸焼けの薬を出された。
30分程前に飲んだけど、今のところ特に効果は感じず、
まだむかむかする...
治るかなぁ〜?
(2時間後位に大分収まりました。)

いつも通り、3時過ぎにスナックを食べました。
内容もいつもと一緒。
コップ半分の牛乳、ぶどう一掴み、クラッカー4枚に小さなチーズ1つ。


フェイスブックにも載せた写真。
ホテル○○(私が入院してる病院のあだ名、○○に病院名が入ります)からの景色。


晩ご飯はブラウンライス、蒸し野菜(2倍に増量してもらった)、牛肉、
フルーツ盛り合わせ、クリスタルライトという果汁ゼロっぽいジュース。
これは不味かったから、もうリピートはないな。
牛肉は妊婦さん用にウェルダンなので、多分ぱさぱさで不味いやろうな、
と思ってたけど、意外にそうでもなかった。
炭水化物は48g。
今晩の夕食はちょっと量が多かった気がした。
久しぶりにすごいしっかり食べた感を味わいました。


晩ご飯食べ終わってしばらくしたら、旦那が来た。
キッチンのリモデルに必要な買い物で一日あちこち走り回ってたみたいで、
疲れてる様子。
何も手伝えんくてごめん。
申し訳ないなぁ...

いつもと同じ夜のスナックを食べて、
夜のインスリン注射(ロングアクティング型のもの)を打ち、
NSTを受けて、今晩は終了〜

ここ数日、旦那とゆっくり話す時間がなかったので、
ついつい夜更かしして話し込んでしまいました。

Saturday, May 24, 2014

入院2日目

入院した日に、明日の朝、5〜6時頃にナースがバイタル取りに来ます、
って言われた時、まさかほんまに朝5時来るとは正直思ってなかった。
でもきっかりに5時にドアがノックされ、電気が煌々とつけられ、
起きました、というか起きさせられました。

まじですか?

私は枕が変わると眠れない典型的なタイプで、
というか、枕じゃなくて、場所だと思う、多分。
後、旦那が一緒の方が寝付きは断然よくもある。
昨日の夜は私一人で、
全然寝付けず、結局眠りに着いたのは2時を回ってて、
その後、どうしてもおしっこしたくなって、3時に一度起きたので、
3時間足らずしか眠れず、
結局5時に目覚めた後、すっかり目が冴えてしまい今に至ります。
(只今朝6時15分。)

今日昼寝せずにいければ、今晩は眠れるかな?
そう願いたいわ。

この日はご飯の写真撮るの全く忘れてました。
朝はオムレツ、
昼はツナサンドとミニサラダ、
夜はブラウンライス、チキン(ぱっさぱさでした)、蒸し野菜でした。

今日は毎食前にインスリンを打たれました。
特にお昼ご飯の後だったかに血糖値が200超えて、
初めての高さにちょっとショックを受けました。
ナースはステロイド注射のせいだから気にしないようにと言われ、
先生も、2、3日血糖値が高くてもすぐ子供に悪影響が出る訳じゃないから
あんまり心配し過ぎないようにね、とのことでした。
ステロイドの効果が消えるのに何日かかかるから、
その後も血糖値が下がらないようならインスリンを増やしていきましょう、と。

今日は沢山の見舞い客が来てくれて、賑やかな一日でした。
最初のお客さんはInaとJim。
抱えきれない位のプレゼントもってやってきました。
本当にすごい沢山のプレゼント。
お洋服、それ以外にも沢山の小物やぬいぐるみなど。
部屋には持って来なかったけど、ベビーバスも頂いたそうです。
本当にありがとう。
こんな沢山。
どうやって返したらいいのだろう...
とりあえず、InaとJimの2人の子供のお誕生日を忘れないように
カレンダーに入れました(笑)

Inaはナースで、知り合いのナースにはちょうど入れ違いで会えませんでしたが
私の部屋に出入りするナースとも色々話したりしてました。

2人が帰って数時間後、旦那の親友夫婦とその子供(もうすぐ6ヶ月)と
旦那の親友の妹が来てくれました。
別のお友達から言付かってくれたご飯と
(食べられるかはわからないけど...)
本や雑誌を袋一杯!
しばらく退屈せずに済みそうです。
ほんとありがとう。

夜5時半子供の心拍のチェックがあり、
男性陣もいたので、一旦皆に外に出てもらう。
その時についでにお尻にステロイドの注射二本目を打ってもらいました。
昨日と同じもので、子供が予定日より早く生まれることになることを想定して、
発達が遅い肺の成長を助けるためだそうです。
頑張れよ〜、Jelly Bean(うちの子のあだ名)。

旦那は家でやることが山積みなので、
最初は泊まると言ってたけど、結局帰ることに。
皆7時頃に一気に帰ってしまったので、なんだかちょっと寂しくなりました。

Friday, May 23, 2014

入院初日

病院に到着したのは、ちょうどお昼頃。
手続きを済ませて、強制的に車椅子に乗せられ病室へ向かう。
母が病気になった時、よく車椅子押してたけど、
こういう視線なんやなぁ、とかふと思った。

病室は個室。
割とゆったりしてるし、見晴らしもいい。
風呂、トイレもついてるし、テレビとDVDデッキもある。
そして何より、インターネットが使えるのがありがたい。

初日はベッドレスト。トイレは行ってもいいけど、
それ以外はベッドでじっとしてなさい、とのこと。
足が少しむくんでいるので、と、弾性ストッキング(英語:compression socks/stockings)を
履かされる。

お腹がすいているが、ご飯食べる前に
NST(ノンストレステスト)と
血糖値のチェックと
血液検査を受けさせられる。

病院でする血糖値のための針は自分でテストするものよりバネが利いてる感じで
結構ぱしっとくる。
血ももっとたっぷり出て、1滴目は拭き取り、その次の血でテストする。
血が止まるのも自分で使ってたテストキットよりも時間がかかる。

ご飯は糖尿病専用のメニューで、好きなものを選んで自分で注文する。
注文して約45分で部屋に届けられる。
各種検査が終わってご飯にありつけたのは2時を回ってからでした。
この日はチキンサラダのサンドイッチを頼んだ。



朝食から間が随分あいたせいで、血糖値は下がっていたが、
食後にぐんと上がっていた。

途中、入れ代わり、立ち代わりナースやドクターやレジデントがやってくる。
同じような質問を何度もされる。
1人に話したのをシェアしてくれればいいのに、と思いながらも口には出さず答える。

スナックは昼と夜ご飯の間のスナックはこれ。
クラッカー4枚。小さなチーズ1つ。牛乳コップ半分。


夜6時にお尻にステロイドの注射1本目を打たれました。
これは子供が予定日より早く生まれることになることを想定して、
発達が遅い肺の成長を助けるためだそうです。
頑張れよ〜、Jelly Bean(うちの子のあだ名)。
今のうちに頑張って育ってや〜。

ステロイドの注射が、血糖値を上げる副作用があるそうで、
夜ご飯の前の血糖値チェックは166と高めでした。
インスリンを投与、でもたった1ユニットでした。

夜ご飯はブラウンライス、サーモンのグリル、蒸し野菜にフルーツを頼んだ。
(左端に写ってるコップ半分の牛乳は夜のスナック分です。)



食後の数値も高かった気がするけど、覚えてない...

夜のスナックも同じメニュー(写真はなし)。
クラッカー4枚。小さなチーズ1つ。牛乳コップ半分。

面会時間は一応9時までらしいけど、特に咎められることもなかったので、
旦那は夜10時過ぎまでいて、その後、自宅に戻りました。

Thursday, May 22, 2014

前置血管→入院

5月20日(火)、29週目でエコーを取ってもらった。
通常アメリカでは妊娠中のエコー(ウルトラサウンド)は平均1、2回らしいが、
私の場合、22週頃に前置胎盤(胎盤が子供の下にあって、産道を塞いでる状態)が
見つかり、胎盤が上に移動しない限り、自然分娩はできない、つまり帝王切開になる、
と言われていて、胎盤が移動したかどうかの確認と、前回逆子だったので、
それが直っているかどうかの確認のためのエコーでした。

このエコーで、前置胎盤は治ったけど、前置血管(胎盤に繋がっている血管が子宮頸部に引っかかっている、英語ではVesa Previaと呼ばれています)が見つかり、30〜32週目で経過観察入院し、33〜35週での帝王切開を推奨されました。

この、前置血管、知らずに通常分娩をしてしまと、胎盤に繋がる血管が破れ、
胎児が助からないケースが高いそうですが、
事前にわかっていて、帝王切開すれば、生存率はぐっと上がるそうです。
但し、それまでに陣痛が来てしまったり、破水してしまったりした場合、そのショックから血管が破れ、胎児の命が危なくなることもあるそうです。
割と珍しい症状みたいで、2000人に1人とかそういう確率みたいですが、
IVF(体外受精)で妊娠した人の発生率は自然に妊娠された方よりも高いとのことです。

専門家のところに至急相談に行くようにと言われ、予約が翌々日に取れ、
5月22日(木)に専門家の元を訪れました。
そのドクターのエコーを取る前の見解は、32〜33週頃に入院して、35週で帝王切開、ということでしたが、もう少し詳しい状況がみたい、とのことで、もう一度エコーを取ることになりました。

その結果、思ってたより状況は深刻だということで、即入院、33〜35週で帝王切開、ということになりました。

ということで、翌日の5月23日(金)に入院することになりました。

妊娠糖尿病の診断

4月25日(金)、26週目にグルコースチャレンジテストという
妊娠糖尿病の受けました。

ちなみに妊娠糖尿病とは、文字通り、妊娠中になる糖尿病で、
基本的には出産後に治ります。
(ただ、その後、将来妊娠したらまたなる可能性が高いこと、
そして、本物の糖尿病にもなりやすくなる、そうです。)
妊娠中に赤ちゃんに栄養を運ぶための胎盤で作られるホルモンが
インスリンの機能を弱める作用を持っているそうで、
妊婦さんはそれに対抗して普段より多くのインスリンを作るのですが、
それでも足りない、又は多く作れていない等の場合、妊娠糖尿病になるそうです。

妊娠糖尿病の危険性は沢山の血糖が赤ちゃんに流れることで巨大児になること、
羊水過多、生まれた後、低血糖や呼吸困難を引き起こしてしまったり、
黄疸が起こったりすることもあるそうです。
血糖値をコントロールできれば、これらのケースは防げるものだそうで、
血糖値のコントロールが鍵になります。

グルコースチャレンジテストですが、病院に行く1時間前に
事前に渡されていた激甘のまずーいどろっとしたジュースみたいなのを飲み、
(飲み始めから飲み終わりまで5分まで、とか時間制限がありました)
きっかり1時間後に採血を受けるようにと言われていました。
このテストのために食事を変えたり、事前に絶食は必要ありませんでした。
結果は翌月曜日に出ました。

本来数値が130以下であるべきところ、私の数値は165で
しっかり引っかかりました。

これに引っかった、イコール妊娠糖尿病とは限らず、
この場合、空腹時経口ブドウ糖負荷テスト、
アメリカでは通称3hrテストと呼ばれているものを受け、
更にこれで引っかかると、妊娠糖尿病が確定します。

私は1週間後の5月2日にこのテストを受け、
また引っかかりました。
こちらのテストは前日深夜から絶食が必要です。
病院に行き、まず、絶食時の血糖値を測り、
その後、同じようなまずい激甘ジュースを飲まされ、
(前回より多かった)
その1時間後、2時間後、そして3時間後に採血されます。
なので、拘束時間は3時間。
その間動き回ったりすると数値に影響がでるので、
じっと座っているように指示されます。
飲食は水以外は禁止です。
そしてトータル4回採血されることになります。
私の場合、結果は2日後に出ました。

記録のためにその時の数値も記載しておきます。
括弧内はテストにパスするために必要である数値です

空腹時   92mg/dl  (95mg/dl 以下)
1時間後 193mg/dl  (180mg/dl以下 )
2時間後 195mg/dl  (155mg/dl 以下)
3時間後  93mg/dl  (140mg/dl 以下)

内、2項目以上引っかかると妊娠糖尿病で、
私は1時間後と2時間後で引っかかり糖尿病が確定しました。
しかし1時間後から2時間後で血糖値増えるって
そんなケースもあるんや〜、とびっくり。

結果が出て翌日、食事療法と、自宅で血糖値を計る器具の使い方の説明を受けました。

まず、食事療法は炭水化物を数え、一食辺り50g位に押さえること。
食事の間、2〜3時間置きで、小さな間食を取り入れること。
その際、炭水化物は20g程度で、タンパク質も同時に取るようにとのこと。
食材別の炭水化物量が記載された表、
同じ炭水化物でもお薦めのものとそうでないもの、
などが書かれたリストを渡されました。

例えばご飯は白米よりも玄米。
パンなども白いパンよりはホールウィートやマルチグレインなどがいい、とか。
野菜でも炭水化物が少ないものや、
後、繊維質が多いものは炭水化物が入っていても、キャンセルされる作用があるとか、
そういった情報が記載されていました。

自宅で血糖値を計る器具は
近くの薬局に処方箋を送ってもらいそこでピックアップしました。
これは保険が利きませんでした。

ちなみに保険が利くものもあるそうですが、私の保険会社の場合、
受け取りまでに最低2週間かかると言われ、自腹で購入に至りました。
機械そのものは20ドル位で、それほど高くはありませんでした。

テストストリップは保険が利かなければ、100枚入りで150ドルとかで
結構高いみたいですが、私は保険が利いたので、35ドルの自腹で済んでいます。

テスト用の針は同じく100本入りが、定価で15ドルとかだったと記憶していまう。
保険は5ドルしかカバーしてくれず、10ドルほどの自腹でした。

ということでトータルで65ドル程の出費になりました。

血糖値のテストは1日4回。
朝起きてすぐ、何も飲み食いしてない状態で1回、
その後各食事の1時間後にテスト。
もし1時間後にテストできない場合は2時間後にテストするように、
とのことでした。

目標の数値は、
絶食時   70〜80台(最大値90)
食後1時間 100〜120台(最大値140)
食後2時間 80〜105(最大値120) 
です。

最初の何日間かはうまくテストできず、
針やテストストリップをかなり無駄にしました。
最初の夜が一番辛かったなぁ〜。
うまく血が取れなくて、5〜6回針を刺す羽目になり、
最後は半泣き状態でした。

あまり痛くないと聞いたことがある人も多いと思いますが、
全く痛くない訳ではないです、残念ながら...

でも、できればインスリンは打たずに済んだらいいなぁ、と思っていたので、
一生懸命食事療法に取り組みました。

ただ栄養士の指示通り、食事ごとに50gの炭水化物を取っていると
私の血糖値はガンと上がってしまうので、
少しずつ減らして、30〜35gならセーフということが次第にわかってきました。
後、白い炭水化物だともっと少ししか食べなくても数値が上がる事もわかってきました。

ただ、そうやって減らして行くばかりで、
体重も減り、段々体力がなくなっていくのを実感していたので、
お腹の子供の成長が少し心配でした。

自宅で血糖値のテストを2週間半ほど続けた後、
5月22日(木)に専門家のところに結果を持って行きました。
結局、インスリン注射が必要、という診断が出ました(涙)。

まずは一日1、2回、食事前にインスリン注射(4ユニット)をして、
栄養士の指示通り50g程の炭水化物を取り、
その1時間後に血糖値を測り、様子を見、1週間後に再度専門家のところへ戻る、
ということになりました。

実はこの日、もう1人別の専門家の方とのアポがあり、
そちらの結果により入院することになったのですが、
それはまた別の日記に書くことにします。

Wednesday, May 14, 2014

3度目じゃなくて4度目の正直

4度目のIVF(体外受精)の結果がわかったのは2013年の年末、クリスマスの少し前でした。
IVFの場合、妊娠検査を2日置きに計3回受けるのですが、
その際のHCGが倍、倍に増えていって初めて、妊娠していると確認され、
その後、エコーによる心音確認で確定します。

3度の妊娠検査を受けたのが11月の25日、27日、29日。
HCGの値は321、785、2225でした。
エコーによる心音確認は12月の19日でした。

エコーの時、最初に見ていた若い男性の先生は心音を確認出来ず、
その間、何も私達に対して説明もなく、
私と旦那は顔を見合わせながら、無言で不安にかられていました。
その後、もう少し年配の女性の方が入って来られて、
エコーの棒っていうのかな?をぐりぐりと私のお腹に押し付けるようにした時に
ピカピカ光りながら動く小さな心臓から、
トクトクと早いビートを確認することができました。
この時はやっぱり感動したなぁ...
まだこの頃は豆粒みたいで、
この日私達は赤ちゃんにJelly Bean(JB)というあだ名をつけました。