Tuesday, November 20, 2012

お金の話

先週の日曜日、久しぶりにボストン日本人女性の会の集まりに参加させて
頂いて来ました。
今回のお題は「アメリカにおけるファイナンシャル・プランニング」で、
これを逃す手はないと思ったので。


お話をして下さったのはNY Lifeの大沼広和さん。
アメリカ対日本の比較や、アメリカに住む日本人のための情報が沢山あり、
いい勉強になりました。
忘れないようにまとめておきます。

アメリカはインフレ社会
ちなみに日本はデフレ社会だそう。
大沼さんがして下さったファイナンス系の話に弱い私にもわかりやすかった説明が、
アメリカの平均インフレ率は3%だそうで、
これは今日1ドルのコーヒーが20年後には2ドルになる。
それがインフレ。
逆にデフレだと今日1ドルのコーヒーが20年後には例えば半額になる。
物の価値が上昇する(イコールお金の価値が下がる)のがインフレ。
その逆がデフレ、ということになる。
ちなみに教育のインフレ率は平均6%だそう。

平均寿命
昔よりも人が長生きするようになって、
つまり定年後に必要なお金も増えている。
90歳くらいまで生きても大丈夫なプランニングが大切らしい。
うちは女性長生き家系なので、もう少し長めに見ておいた方がいいかも、とか(笑)
(ひいおばあちゃん、95歳、おばあちゃん、もうすぐ90歳で健在。)
そう言えば、前の旦那のお母さんが、長い間タバコを吸ったりやめたりしていて、
その理由を『これが私のリタイアメントプラン(退職のプラン)』って言ってたな〜。
長生きしたら困るから、タバコやめないっていう。
屁理屈ではあるけど、そうそうバカにもできないかも。
ちなみに義母のお陰で色々勉強させてもらってるから、
自分たちのためにちゃんと生かしていかないと、と思っているが
今のところまだ何も行動に移せてない。

ちなみにマサチューセッツ州では老人ホームは一日平均300ドルかかります。
1年間で1万ドル。
これは知ってた。

介護保険は審査などに通る必要があるから早めにかけた方がいいけど、
全額かけるには高いので、
とりあえず1日150ドルくらいおりるものを選んでおいて
もう少し定年の年齢に近づいて来たら、
プランを練り直すというのも一つの手だというお話。
(インフレを考慮するプランを選ばないと後で痛い目に遭う可能性あり。
これはNPRで聞いた話。)

相続税関係の話
これは以前相続のセミナーを聞きに行ったときにも聞いた話だけど、
アメリカ人の夫/妻が先に他界して、残された妻/夫がアメリカ市民ではない場合、
5ミリオンの相続税の控除が受けられないから、
そして、この相続税、今は35%だけど、将来50%近くに上がると予想されている、
遺言状や、信託などを知っておくことが大切らしい。
この財産には現金だけではなく、家や生命保険金なども入るらしい。
家を夫婦共同名義にしている場合の扱いが少し不透明なので、調べてみないと。
うちは結婚する前に家を買ったので、共同名義だけど、
夫婦間の共同名義ではない。
結婚したらそれを変更して下さいね、って家を買った時の弁護士に言われてたのに、
すっかり忘れてた。
また忘れてしまわないように、早めに弁護士探して手続きしてもらおう。

教育
529 College Saving Planというのがあって、
要は子供がいてる人がその子の大学費用を投資して増やすためのシステム。
普通の投資の場合、増えた部分は課税対象になるが、
この529だと、子供が30歳までに学費と関連諸費用に使う場合、
増えた部分には(増えた時にも使う時にも)税金がかからない。
でもこれで貯めたお金は子供が大学に行く際、
ファイナンシャルエイドの申し込み書に申請しないといけないので、
529がありすぎるとファイナンシャルエイドに不利になる可能性もあるらしい。


気になった話題
ロングタームケア保険(介護保険)
Qdot (qualified domenstic trust)


色々勉強になりました。
大沼さん、ボストン日本人女性の会の皆さん、ありがとうございました。

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